ブログ記事のアイキャッチ、SNS投稿の画像、プレゼン資料の挿絵… フリーランスとして活動していると、魅力的な画像が必要になる場面は多いですよね。でも、「デザインスキルがない」「画像作成に時間がかかる」「フリー素材だとオリジナリティが出ない」といった悩みはありませんか?特別なスキルがなくても、簡単なテキスト指示(プロンプト)だけで、あなたのイメージに合った画像を生成してくれるAIツールをご紹介します。
AI画像生成ツールって何? どうやって使うの?
AI画像生成ツールとは、あなたが「こんな画像が欲しい」というイメージをテキスト(文章)で入力すると、AIがその内容を解釈して自動で画像を生成してくれるサービスです。
例えば、「青空の下でピクニックをしている猫」と入力すれば、AIがその通りのイラストや写真を数秒〜数分で作成してくれます。
デザインの知識や描画スキルは一切不要! アイデアさえあれば、誰でも簡単にオリジナル画像を手に入れられるのが最大の魅力です。
おすすめAI画像生成ツール3選+α【日本語対応もチェック!】
① Canva AI (Magic Media)
- 大人気のデザインツール「Canva」に搭載されている機能。
- Canvaの豊富なテンプレートや素材と組み合わせて使える。
- インターフェースが非常に分かりやすく、初心者でも直感的。
- 日本語のプロンプトにしっかり対応しており、安心して使える。
基本的な使い方:
- Canvaのデザイン画面の左下(WEB版)からマジック生成をクリック。
- 「テキストから画像生成」の欄に作りたい画像のイメージを日本語で入力。
- 好きなスタイル(写真、水彩画、アニメなど)を選択。
- 「画像を生成する」ボタンをクリック。
- 生成された画像を選んでデザインに追加。

今回は「サンセットでキラキラひかったガラスのコップにカラフルなジュースが入った画像」というプロンプトで生成。
おすすめポイント: ブログアイキャッチやSNS投稿画像をCanva上で完結して作成できる手軽さが魅力。デザイン編集もそのまま行えます。
② Adobe Firefly
- PhotoshopやIllustratorでお馴染みのAdobeが提供。
- 商用利用の安全性を考慮して設計されているのが大きな強み(Adobe Stockのデータなどで学習)。
- 高品質でリアルな画像生成が得意。テキスト効果なども生成可能。
- 日本語プロンプトに対応。インターフェースも日本語で使いやすい。
基本的な使い方:
- Adobe FireflyのWebサイトにアクセスし、Adobeアカウントでログイン(無料でも利用可能)。
- 「テキストから画像生成」機能を選択。
- 下部の入力欄に作りたい画像のイメージを日本語で入力。
- 右側のメニューで縦横比、コンテンツタイプ(写真/アート)、スタイルなどを調整。
- 「生成」ボタンをクリック。

こちらも同じプロンプト。モデルはFirefly Image4で生成。
おすすめポイント: 商用利用を前提とした画像生成や、他のAdobe製品との連携を考えている方におすすめ。生成画像のクオリティも高いです。
DALL-E 3 (Microsoft Copilot 経由)
- 高性能なAIを開発するOpenAI社の画像生成モデル(DALL-E 3)を利用。
- Microsoft Copilot (旧 Bing Image Creator) を通じて、Microsoftアカウントがあれば無料で利用可能。
- 入力したテキスト(プロンプト)の内容を忠実に反映した画像を生成するのが得意。
- 日本語のプロンプトにしっかり対応しており、自然な日本語で指示できる。
ChatGPTの有料プラン(Plusなど)に加入している場合、ChatGPT内でDALL-E 3を使って画像を生成できます。

間違いではないけれど飲んでも大丈夫でしょうか?粘度高そう・・。もう少しプロンプトを追い込めばいいのが出せるのですが比較用にちょうどいいかなと思いそのまま掲載しました。
+α 日本語対応のツール
Stable Diffusion系のWebサービス: Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン)というオープンソースモデルを使った様々なWebサービスがあります。中には日本語に特化したものや、特定の画風に強いものも。
日本語対応が良いとされる、または日本語での利用報告が多いAI画像生成ツール:
- SeaArt.AI (シーアート)
- 特徴: 日本語のインターフェースと日本語プロンプトにしっかり対応していると評判です。豊富なモデル(LoRA含む)を利用でき、無料でも1日に利用できる回数が多い(150回程度)のが魅力です。
- 使いやすさ: 直感的なインターフェースで初心者にも使いやすいとされています。
- MyEdit (マイエディット)
- 特徴: 写真編集で知られるCyberLink社が提供するオンラインツール。AI画像生成機能も搭載しており、インターフェースが日本語で、日本語プロンプトでの生成に対応しています。画像生成後の編集もそのまま行えるのが便利です。
- 使いやすさ: スマホ・PCのブラウザからアクセスでき、手軽に利用できます。
- PixAI.art (ピクスエーアイ)
- 特徴: 特にアニメやイラスト風の画像生成に特化しています。日本語プロンプトの理解度も向上しており、キャラクター名などを認識する精度も上がっているようです。
- 使いやすさ: アニメ・イラスト好きのユーザーコミュニティがあり、モデルも豊富です。
- Leonardo.Ai (レオナルドエーアイ)
- 特徴: 高機能で多様な生成モデルを利用できる人気のプラットフォームです。インターフェースは英語中心ですが、日本語プロンプトの入力自体は可能です。
- 注意点: 日本語プロンプトでも生成できますが、最高の品質を引き出すには英語プロンプトの方が有利な場合が多いようです。DeepLなどの翻訳ツールを併用するのがおすすめです。
4. ここは注意! 商用利用について
AIで生成した画像をブログやSNS、資料などで使う場合、**「商用利用」**にあたる可能性があります。ツールによって利用規約が異なるため、必ず確認が必要です。
- 利用規約の確認: 各ツールの公式サイトで、生成した画像の著作権が誰に帰属するのか、商用利用が許可されているか、クレジット表記(例:「Generated by ○○ AI」など)が必要かなどを必ず確認しましょう。
- 学習データ: ツールによっては、著作権が不明瞭な画像データを学習に使用している可能性もゼロではありません。商用利用でのリスクを避けたい場合は、Adobe Fireflyのように、クリーンなデータでの学習を謳っているツールを選ぶのが安心です。
- 生成内容: 有名キャラクターや実在の人物、特定のブランドロゴなどに酷似した画像を生成し、それを商用利用すると権利侵害になる可能性があります。生成する内容にも注意が必要です。
まとめ
AI画像生成ツールは、もはや特別なスキルではなく、誰でも活用できる便利なツールです。特に、時間やリソースが限られがちなフリーランスにとって、コンテンツの質を高め、作業を効率化するための強力な武器となります。
まずは、Canva AIのような日本語対応がしっかりしていて初心者でも使いやすいツールから試してみてはいかがでしょうか?
プロンプトのコツを掴み、利用規約を確認しながら、ぜひあなたのブログ、SNS、そしてビジネス全体にAI画像生成を取り入れて、創造性を広げ、発信力を高めていきましょう!
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